フジ・サンケイクラシック第2日は31日、山梨県河口湖町・富士桜CC(7427ヤード、パー71)で行われ、石川遼(15)=杉並学院1年=が雨を味方につけて、あっさりと予選通過を決めた。7位タイから出て、4バーディー、4ボギーの71と耐え抜き、通算1アンダーでフィニッシュ。雨で中断した影響から26選手が競技を完了できず日没サスペンデッドとなったが、ホールアウトした中では暫定5位タイ。ツアー2連勝も現実味を帯びてきた。暫定首位は近藤智弘ら3人で通算4アンダー。この日66の立山光弘が2打差の4位で、2ホールを残して藤田寛之が2アンダーとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070901-00000005-dal-golf
スタート直後の2番ティーグラウンドで、いきなり中断のサイレンが鳴り渡った。朝から降った雨で、グリーンに水が浮いてしまったからだ。石川はそのままクラブハウスへ。朝から“水を差された”かと思われたが、これが王子にとって恵みの雨になった。
1番でピン下1メートルを外してボギー発進と、嫌なムードが流れた矢先の中断だった。「1番でパターに不安を抱いたのは事実」。ロッカーに戻ると頭からタオルをかぶり、周囲を視覚から遮断。大好きな女性アーティストYUIの音楽を聴くことに没頭した。
コースに戻ったときには気持ちは切り替わっていた。「2番では1番のボギーをすっかり忘れられた」と、再びスイッチオン。優勝したマンシングKSBでも初日は風で中止、2日目の1ラウンド目も豪雨で中断したことを思い出した。すっかりプラス思考になっていた。
そして、再開後は粘りのゴルフを展開した。7番ショートでは1打目を池へ入れ、ドロップエリアから打った3打目もピン下4メートルと、ダブルボギーも覚悟する展開だったが、これをねじ込みボギーと、傷口を最小限に食い止めた。「ボギーパットが入らないと次から恐怖心が出る。結果を出せてよかった」と満足そうに振り返った。
終わってみれば暫定5位。フェアウエーキープ率46・15%、パーオン率38・89%と安定感を欠きながらも、楽々予選突破した。だが「ホッとしたのは10秒ぐらい。明日のことを考えるとまた緊張する」と笑顔はまだ全開とはいかない。前夜は部屋に閉じこもったままだったほど神経質になっていた王子だが、夢の2連勝が見える位置での折り返しに、まだまだ緊張のラウンドは続きそうだ。


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